値動きの激しいビットコインのチャートで良く現われる、
ライトセーバーや全戻しチャート・シンプソンチャートの解説をしてみようと思います。
ビットコインのチャートは、
為替FXと違いジグザクにN字を描いて動くだけではなく、
直角に動くことがあります。
ズトーーーーンと垂直に高騰したかと思えば、そのままヒューーーーと奈落の底へ。
チャートは見た目、長いひげが上下に伸びたライトセーバーの形へ。
直角に急落したと思えば、しばらくすると直角にもとの価格へ暴騰する、
前戻しチャート・シンプソンの頭の形をしているチャート。
初動に気がつく、利確ポイント、気をつけることの3点を詳しく解説します。
目次
- ライトセーバーチャートはどのようなチャートか?
- 全戻しチャート・シンプソンチャートとはどのようなチャートか?
- なぜビットコインではこのようなチャートが出来てしまうか
- ライトセーバーに遭遇したときのトレード方法
ライトセーバーチャートはどのようなチャートか?
一番の上の画像がライトセーバーチャートです。
下の図は15分足ですが、これが1分足で数万円幅で起こることもあります。
下がってきたからショートすると暴騰して焼かれ、
暴騰したからロングすると暴落して焼かれ、
そのまま落ちると思いショートするとヒゲで焼かれ、
往復ビンタを喰らいます・・・。
ヒゲが出ているところは逆ポジションのロスカットになり、
これがポジションを焼きに来ている状態です。
このチャートを作っている大口がそこで買ったり売ったりすることで、
値幅を稼いで利益を得ています。
チャートがこういう動きをする理屈はここです。
全戻しチャート・シンプソンチャートとはどのようなチャートか?
このチャートは10万円下落し、その後価格を戻して行ったシンプソンチャートです。
価格が全部戻さされているので、全戻し協会の仕業です。
そのチャートが起こった前の期間を見ると、
相場観が理解できるかもしれません。
チャートの左側で大口がショートしていたとします。
大口はポジションサイズが大きい為、
少しずつ利確(買い戻し)しないと価格が上昇してしましいます。
左下3つのあたりで少しずつ利確していってるはずです。
このレンジでは、ショートの利確という買い圧力があったのですが、
利確が完了したところでその買い圧力がなくなって一旦価格が減少。
本来ならば、大口の意向でそのまま下落でもあり得るのですが、
このチャートでは上昇が正解だったようです。
なぜビットコインではこのようなチャートが出来てしまうか
答えは市場規模がまだまだ小さいからです。
市場規模が小さい為、大口の大きな資金力の前では価格操作が目的な売買によって、
垂直なチャートが出来てしまいます。
また、市場参加者が少なくい為、激しい値動きの際に自動売買のBOTが暴走して値動きを加速させてしまいます。
ライトセーバーに遭遇したときのトレード方法
チャートを見てると価格変動はそこまで大きくないのに
出来高だけ増加傾向なことがあります。
出来高はそこで、売買されたポジションの量なので、
レンジ内で売買が激しいだけという捉え方もありますが、
ロスカットを巻き込んだ激しい値動きの初動と捉えることも出来るので、
トレードの参考にすることも出来ます。
急騰に乗れた場合(下の赤丸)は、前回の特徴的な高値あたり(真ん中赤丸)で半分は利確。
半分を利確することで、ライトセーバーになって戻ってきても建値撤退でも利益は確保できます。
そのまま上昇していけばある程度は放置。
大きな時間軸での高値や反発ポイント、キリの良い価格などを目標に利確になります。
ビットコインはダマシというよりも恒例になっている
ライトセーバーや全戻しチャートが沢山出てくるので
短期でのトレードを行う場合は
- 一瞬の値動きで付いていく
- 半分利確する
- 建値カット
が重要になります。